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Mr.Dhalsim
Hoody:Gunda X ALM
Pants:CATORCE
Legg:Healthknit
Shoes:Dr.Martens('70)
この男の場合、アクセサリーだけではなく、根幹にあるポテンシャルにご注目いただきたい。今風の外見で爽やかなフェイスの下地には、クラシックで堅牢な布着せ本堅地塗が施されており、国家珍宝帳所載の品で正倉院御物「漆胡瓶(しっこへい)」のような男である。と言いたいが、おそらく彼は国家チンポウのオシッコ屁いであることを好んでいる。それは「あるじゃん」の持つ光輝くシルバーの光沢を逆走するかのように、北陸自動車道をベタ踏みで逆走し、点数が「ないじゃん」と叫ぶ己に酔いしれる装飾からもうかがうことができる。実際、漆胡瓶に施されている装飾技法は、銀を文様のように切り抜いて貼り付ける「平脱(へいだつ)」と呼ばれる装飾技法だが、彼が得意とする技法は「脱輪(だつりん)」であり、鳥頭に象った蓋を持つペルシア風の水差しだけに、午前6時のブルーバード脱輪技法は日本を震撼させた真のクールジャパンである。
人は彼のことを『無駄なイケメン』と呼び、ワンボックスなのに2シーターな空間の中で、至宝伝える平成の技術を生み出すことを大いに期待したい。
コメンター:某16代職人
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